保育士や介護士、整備士など人手不足が顕著な業界においては、求人広告も多くなりがちなため、効果を出すためにはより魅力的な広告にしていくことが不可欠となるでしょう。
当然のことですが、求人広告は自社が求めている人に、読んでもらうことが重要です。読まれることを意識しない求人広告は、効果はでません。
求人広告ではターゲットの設定が必要です。ターゲットを一人に絞り、スキルや経験、思考性などペルソナ設定が大事になります。
コンセプトを考える
ターゲットを設定したら、コンセプトを考えます。コンセプトは求人広告を作るのに一番重要なポイントです。
わたしはコンセプトの考え方については以下のように考えています。
1.ターゲットをイメージ
転職をどうしてするのか考えないといけません。現状に不満がなければ転職しようと考えないはずです。どうして転職するのか、転職によって何を変えたいのかを考えます。
2.訴求内容を洗い出す
ターゲットに対して自社は何ができるのかを考えます。自社の良い点を探っていきましょう。自社の強みがターゲットへの訴求とは必ずしもつながるとは限りません。考えるのはターゲットにとってのメリットです。
3.どのような訴求すれば応募されるか考える
訴求内容は最終的に一つに絞ります。一番ターゲットに刺さる内容を見つけます。伝えたいことがたくさんでてくると思いますが、一つに絞ります。多くを盛り込むと訴求したいポイントがぼやけてしまいます。
労働条件などは具体的に
給与や福利厚生、待遇など労働条件はもらさずに記載してください。
有給休暇や残業代は当たり前だと記載しないでいると、ターゲットに「この会社は残業代がでないのか?」と思われるかもしれません。
誤解がないように明記すること。仕事内容や対象者は細かく書くというよりは具体的に書きましょう。
法律的なNGにも要注意
法律に触れるワードがないかチェックしておきましょう。
1.労働時間や残業時間は適切かどうか
使用者は1日8時間、1週間に40時間を超えての労働はさせてはいけないと労働基準法で決まっています。逸脱しないように注意。
2.休日・休暇の書きかたに問題はないか
労働基準法で使用者は毎週1日の休日か、4週間を通して4日以上の休日を与えると決まっています。週休2日制、完全週休2日制の記載は間違いやすいので、今回の募集がどう該当するのか把握し、正しく記載してください。
3.性別、年齢に触れる表現はないか
応募条件に性別、年齢、国籍などは基本的に制限できませんが、特別な条件を満たせば制限できます。あらかじめ人材サービス企業をチェックするといいでしょう。